令和5年度 視察研修実施
本日、酒井根青少協研修部主催の視察研修を行いました。
視察を受け入れてくださったのは、昨年度同様に茨城県牛久市にある少年院「茨城農芸学院」です。
朝8:30に酒井根中学校前の電気屋さんを出発し、先ずは「牛久シャトー」に向かいました。
牛久シャトーは、実業家である神谷傳兵衛という方が、1903(明治36)年に茨城県牛久市に開設した日本初の本格的ワイン醸造場で、日本遺産(Japan Heritage)に認定されるなど、その歴史的価値の高さが広く認められている場所です。日本遺産のポータルサイトなどにも詳しく掲載されていおりますので、興味のある方はアクセスしてみてください。
同じ敷地内にある「オエノン ミュージアム」を見学したり、お土産売り場などに寄った後に近くのお寿司屋さんへ。
ランチおいしかったです。
午後は「茨城農芸学院」を視察です。
学院では、昨年同様最初に簡単な説明を受けた後、各施設を案内していただきました。
現在入院している子は83名。
窃盗や傷害・詐欺といった非行が理由での入院が多いようです。
入院時の年齢は15~19歳で、問題行動としては車非行・暴走族・家庭内暴力の順となってます。
こちらでは(も)今、再犯防止に力を入れているそうで、罪を犯した子の再犯を防ぐには、
・仕事の確保
・居場所作り
・地域との繋がり
が重要で、勿論本人の努力も必要ですが、これらを確保することで本人の立ち直りを支えることになり、ひいては地域の安全にも繋がるとのこと。
地域としての具体的な協力例としては、保護司として出所した子の見守りを行ったり、雇用に協力したりといったことになると思いますが、我々のような一般家庭の者には中々難しいと思います。
「出所してくる子も社会に戻ることを怖がっている」ということを頭の片隅に置いておくだけでも、そういった子の対応が変わり、罪を犯した子の社会復帰支援になるのかなと思いました。
色々とありましたが、16:00過ぎには酒井根に戻ることができました。
今回も色々と考えさせられるとても有意義な時間を過ごすことができました。
また、柏市少年補導委員連絡協議会様からの街頭補導状況資料もいただくことができて良かったです。
学んだことについては、今後の行動や各種活動に役立てたいと思います。
今回の視察研修については、広報誌「酒井根青少協だより -第57号-」で詳しくご報告する予定です。
会長 久野